公共用地取得について

質問

新しい道ができる

道の拡張工事がおこなわれる

答え

公共事業が行われる際、必要となるのが公共用地の取得でこの場合の買い取り価格の基礎となるのが取得時点における一団地としての更地の正常価格となります。この正常価格の判定は鑑定評価によって行われるのが一般的です。公共用地取得の代表的な例は新たに道路を敷設する場合や既にある道路の拡幅に伴う土地の評価が挙げられるでしょう。この他、河川改修や公共施設の新設移転の際にも鑑定評価が必要となる場合が生じてきます。これまで、公共用地取得に伴う鑑定評価は特に地方の鑑定業界では評価の大半を占める主力業務であったといっても過言ではないでしょう。近年の公共事業の減少に伴い、全体業務に占める割合も減少しているのが全国的な傾向です。しかし、国民の安全と社会の発展に寄与する大切な公共事業自体は無くなることはなく、鑑定評価に任される責務の重さは全く変わることはありません。

公共用地取得に伴う不動産鑑定評価業務並びにその事務処理についての技術的要領についてはこれまで数多くの書籍が出版されており、あらゆるケースに応じてノウハウが蓄積されております。従来より、当社は公共用地取得に係る鑑定評価に数多く携わってきました。この用地取得の対象となる土地所有者にとっても代々守ってきた大事な土地であるとともに、公共施設の創出という社会に少なからず大きな影響を及ぼす事業の基礎となる用地確保の為の業務であり、その責任は重大です。常に、取引等の実例だけでなく売り希望、買い希望価格等の市場動向に関するデータを収集するとともに、特に全県的なバランスにも細心の注意を払い適正評価に努めていきます。その上で、鑑定評価という側面からより良い国土形成のために少しでも貢献できるようにと考えております。

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